キタハラの獣害対策 Vol.3 防いで、獲る。
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動物によって対策が異なるのは当然ですが、同じ動物でも、ある地域で成功した対策が他の地域では通用しな い、という事態も珍しいことではありません。 地形、使用する人、その他の様々な条件によって、ベストな対策は異なるものです。 ①対象となる野生動物を防除する柵の機能において重要な点は何か 動物の特性に応じた対策が必要なのは当然です。 ただ、自然を相手にする以上100パーセント満足な対策というのは困難です。また現実には ②施工の容易さ・・・・どの程度の労務負担を予定しているか。 ③設置後の管理の容易さ・・・・・・どの程度の管理が可能か。 ④コスト ⑤耐用年数 などを考慮する必要もあります。 ②~⑤などの求められる条件の中で、①を検討しなければなりません。 その際は ⑥地形他の特殊事情への対策  。 を考慮して検討すべきなのはもちろんです。 キタハラでは様々な条件に対応できるよう、性質の異なる豊富な資材を使い分けます。 。 一般に個人で設置する場合は、④②③などが重要な要素となり、公共事業等の場合は⑤が重要になって来ます。 ①は いずれの場合にも最重要項目ですが、 特に公共事業の場合、仕様の合理性を説明できなければなりません。また、部材 強度や安定などの構造計算の裏付けが必要になってきます。 ★かつて大規模な獣害防除柵事業において、会計検査院によって過剰設計で数億円の無駄遣いを指摘される という 「事 件」がありました。 また、過小設計が論外なのは当然です。  キタハラでは、必要に応じて与えられた条件毎に構造計算による検証を行っており、適正な設計(部材 強度 ・ 根入れ長さ)であることを示します。 ◇防除柵の機能的な分類◇ 防除柵は、機能面に着目して、物理柵と心理柵、そしてこれらの併用柵にわけることがあります。 物理柵は文字通り物理的に動物の侵入を防ごうとするもので、金網、樹脂網、トタン等が挙げられ、 金網もパネル状のものや、ロール状に巻いてあるタイプがあり、それぞれメリット・デメリットがあります。 心理柵は電気さくがほとんどですが、この冊子でご紹介する「カラスハイレマ線」も心理柵の一種です。 忌避剤で防除を試みる例も見られまが、継続的に忌避効果が認められる忌避剤は今のところ存在し ないことは多くの研究者が表明するところです。音や光についても同様です。 もっとも、動物の侵入要求度がさほど高くない場所では、動物に反応して音や光を出す装置が機能 しているケースは存在します。 これらに比べ、電気さくは適切に使われていれば慣れることはなく、高い忌避効果が得られます。 この点は誤解も多いため、電気柵のページで詳しく解説したいと思います。9

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