キタハラの獣害対策 Vol.3 防いで、獲る。
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「防ぐ+捕獲」ではもったいない!相乗効果を狙った「防除柵×捕獲」「防いで、獲る」といっても、単に防除柵を設置する一方、防除柵と無関係な場所で個別に罠を仕掛けることも考えられます。しかし、防除と捕獲を別個に考えるのは、大変もったいない話です。 入りたい圃場に防除柵ができれば、動物たちは柵に沿って歩きまわるのはよく観察される行動です。捕獲にこの習性を利用しない手はありません。 防除柵の中には動物が欲しいものがあって、動物はどこか入れるところがないだろうかと柵のまわりを歩いて探すのですから、罠単独で捕獲を目指すよりも捕獲ゲートを通過する可能性が高まります。もっとも、柵の周囲というのは、メンテナンス作業用の通路でもありますから、くくり罠というのは好ましくないでしょう。具体的には防除柵を利用して罠に誘導する「誘導型」(図①②)や、防除柵自体を捕獲罠の一部として利用する「防除柵利用型」(図③)などのレイアウトが考えられます。 また、防除柵と独立した罠に、電気さくで誘導するという手法も有効です。(図④)※ G は落とし扉等の捕獲用ゲート※ 緑色部分がワナ内部図①図③GGG畑畑図②G図④動物の動き畑動物が行きたい方向電気さく①②は柵内部に侵入したつもりが、そこは罠の中だった、というタイプ。③は、柵沿いに入り口を探しながら歩いているうちに、罠の中に入ってしまった、というタイプです。③のタイプは、防除柵と並行して2重にフェンスを張ることになります。単に捕獲するならば、くくり罠やドロップネット等様々な方法が考えられますが、防除柵の設置と絡めてということになれば、防除柵を利用した「囲い罠」か「大型の箱罠」という選択が自然です。また、図③のようなレイアウトで罠の長さを大きくとるロングドロップネットも有効でしょう。罠3

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