キタハラの獣害対策 Vol.3 防いで、獲る。
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◆適切な電気さく・正しい設置チェックポイントは沢山ありますが、概ね以下の条件を満たしていればよいでしょう。①距離にあった電牧器を使用すること。適正な距離はメーカーの言うことを鵜呑みにできません。(次々ページ「誤解その4」をお読みください)目立った漏電のない状態で少なくとも4000V以上の電圧が計測される必要があります。漏電して4000Vまで下がったら草を刈らなければいけない時期ですから、実際には7000~8000Vくらい欲しいところです。②対象動物に合った設計であること次ページに施工例を載せていますが、対象となる動物によって、適切なワイヤー高さが異なります。環境によって設計を変えることもありますので、ご相談ください。③地形に合った設置をすること動物に合った高さや段数で設計しても、地面の凹凸によって大きな隙間ができたり、電気さくの外側が高く、相対的に電気さくが低くなってしまっては動物に対して隙を見せることになります。地なりに高さを修正したり、部分的に柵の高さを増やすべき場合もあります。④アースが十分なこと厳密にいえば接地抵抗を測るべきなのでしょうが、メーカーが電牧器毎に用意しているアースを、説明書に従って設置すればほとんど問題ないと思われます。 3本打つべきところを1本にしたり、指定の打込み長さを無視して30cm程度打込んだだけだったり・・・・とアースを甘く見ている人は意外に多いようですが 、アースは電気さくで大変重要な意味を持ちますので、しっかりと設置してください。⑤絶縁すべきところはしっかりと絶縁すること設置後の漏電管理が重要なのは当然ですが、システム自体に漏電の原因があるのでは論外です。例えば、木柱にポリワイヤーを巻きつけているのを見ることがありますが、碍子が必要です。◆適正な管理適正な管理とは、簡単にいえば前項の①~⑤など適切な電気さくの正しい設置を維持することです。その中心はなんといっても漏電管理です。機械の能力によって漏電時の電圧の下がり方は大きく異なりますので、どの程度の草の接触が許されるかは一概に言えません理想を言えば、定期的に電圧をチェックして、4000Vに近づいたら草刈りをすべきです。草の伸びる速度は季節によって、また植物の種類によって異なります。昨日は漏電していなかったのに、今日は電圧が大幅に下がった等ということもあり得ますので、電圧チェックは毎日の日課にしてしまった方が良いかもしれません。(彼岸花などはあっという間に伸び、水分たっぷりなので要注意です)強力な電牧器を使用することで、草刈りの頻度は大きく減らすことが出来ます。また、一定電圧以下になると警告してくれる資材や漏電場所の方向を示してくれるテスターなど、便利な製品もいろいろありますので、これらを利用すれば、多少なりとも労力を軽減できるでしょう。あわせて、次ページ「誤解その2」もお読みください。19

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