キタハラの獣害対策 Vol.3 防いで、獲る。
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サルを物理柵で防ごうと思えば網ではなく壁になってしまい、とても大がかりなものになってしまいます。そこで電気さくを併用、または網自体に電気を流す、という方法が標準的です。<亀甲金網+電気さく><ワイヤーメッシュ+電気さく>上の二つは、サル柵の基本形ともいえる金網+電気さくという仕様です。電気さくも、単純に網の上に配置してしまうと、運動能力の高いサルは一気に柵を登り切ってしまうことがあります。このため、写真のように、電気さく部分に角度を付けて忍び返し状に配置し、サルが電気に触れる機会を少しでも高めます。更に、電気さくのワイヤー間隔は広すぎるとサルの侵入を許しやすく、狭すぎると大漏電の原因にもなります。そこで左写真のように、「電牧線カバーネット」 を併用することで、多少ワイヤー間隔を広くとっても、サルの侵入を許さなくなりました。なお、このネットはヘタな材質の網を使うと雨の日の漏電が激しく、使い物になりません。<電牧線カバーネット>左写真は樹脂ネットに部分的にステンレスを編み込み、そこに電気を流してしまうものです。草が絡むと管理が大変ですので、しっかりと防草シートを敷いています。樹脂ネットが金網より優れているのは、不安定で、「登りにくい」という点で、滞在時間が長い分、電気ショックを受ける可能性が高まります。この性質をより生かすためには、 ネットを杭からなる<電牧ネット+電牧ネットパイプ>べく離すことが重要です(小さい写真参照)。電牧ネットの弱点は、下草、特につる植物による漏電です。上では防草シートを使いましたが、左写真は下部に金網を使って漏電を減らしています。また写真では網を杭から離すのではなく、柔らかいグラスポールを使って不安定さを演出しています。やはり猿がもたつくため、猿にパルス電流のショックを与える <電牧ネット+亀甲金網+グラスポール>可能性を高めます。§物理柵施工例(サル) 16

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