キタハラの獣害対策 Vol.3 防いで、獲る。
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シカの防除もイノシシ同様電気さくも効果的ですが、地域を囲う場合には物理柵の方が適しています。侵入の時にジャンプをすることは稀ですが、2mもの跳躍力がある以上、それに対処しておく必要はあり、フェンスの高さも2m以上あったほうが良いでしょう。ソリッドロックフェンス北海道の事業では工事発注の場合、防腐木材を使うことが多く、施工には重機を使います。金網を強く緊張して張れますので、杭の間隔を7.5m程まで広げることが可能で、資材数を節約できます。樹脂ネット樹脂ネットは設置の簡単さが売り、弱点は強度・耐用年数です。特に積雪地では冬季間には撤収しなければならず、設置が簡単といっても毎年2回の作業となると、結構な手間になってしまいます。キタハラは秋春の管理を容易にする設計も提案しています。マルチフェンス農家さんが自力で施工する場合には、鋼管の杭を人力で打ち込む施工方法が主です。金網は色々ありますが、イノシシと違って、フェンスに対する攻撃が激しくありませんので、コストを優先して、ズレ強度で他に劣るマルチフェンスを使うことも多いのです。ワイヤーメッシュシカ用のワイヤーメッシュは、線径が細ければ相当貧弱なものになってしまい(例えば線径φ3.2mmで高さ2.0mのパネルは、フニャフニャです)、線径を太くすれば相当重量が嵩んでしまい、施工性のメリットも薄くなってしまいます。何を重視し何を犠牲にするか、という点についてコンセンサスの一致をみてから設計を決定しないと、「こんなはずでは・・・」ということになりかねず、要注意です。環境色(アースカラーフェンス)寺社仏閣まわりや、自然公園内などでは景観に対する配慮が求められます。フェンス、杭ともに茶色く塗装されたフェンスは、写真の通り、非常に目立ちにくく景観を壊しません。§物理柵施工例(シカ) 15

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