未来のアグリ株式会社(旧北原電牧株式会社)    
 
Defence for Wild Boars実例集 イノシシ
 
 イノシシによる農業被害は、獣害の中でも最も深刻なものの一つでしょう。電気柵は効果的ですが、被害が多いだけにシビアな管理が要求されます。それでも、個人の畑なら電気柵も十分有効です。地域を囲うような場合には、耐用年数、対イノシシ強度に優れた金網、中でも大型亀甲金網が最強の選択です。
 



大型亀甲金網
 イノシシに対する防除機能という点においては、大型亀甲金網が最強の選択であると自負しています。

 高さについては。イノシシは1.2mを飛び越える、という有名な実験がありますが、これは徐々に警戒を解き、高さも少しずつ変えていったという特殊事例であり、常に警戒しながら侵入しようとするイノシシの防除柵は通常1.2mで間に合います。
 もっとも周りの地形などから飛び越えやすいような場合は、多少余裕を見て1.5m程度にしたほうが安心です。基礎編でも述べましたが、必ずアンカーで地面に固定するべきです。
 また折返しはメリットデメリットをよく知った上で判断してください。防除機能の観点からは折返し有りのほうが勝ることは間違いありません。




電気柵  電気柵は個人の畑を防除するのに最適です。漏電管理さえできれば、コストパフォーマンスは断然だからです。電気柵には大きく分けて2つの張り方があります。詳しくは基礎編をご覧ください。(→電気柵2種/AタイプとBタイプ
 どのタイプで張る場合でも、高さは20cm‐40cmの2段でされることが多く、実際にそれで効果もあげているのですが、1段追加にかかる費用はさほどでもありませんから、20cm‐40cm‐60cmの3段張りの方がより良いと考えます。
 近時、「電気柵が効かなくなってきた」という声を聞くようになりましたが、ほとんどの場合パワーの弱い電牧器を使用し、20cm‐40cmの2段張りです。パワーの弱い電気柵は、イノシシに「この柵は潜りぬけ可能」という悪い教育をしてしまいます。鼻で触れずに潜られた場合の電気柵の効果は、鼻で触れた場合よりもはるかに劣りますし、それが弱い電気柵であった場合には効果はまるでない、ということもあり得ます。また、40cmの場合には飛び越えという選択肢も与えることになります。それほど金額差がないのであれば、飛び越えの可能性を少しでも小さくしておいた方が得策と言えます。

大型亀甲金網+マルチフェンス ◇シカ防除柵を兼ねる場合◇
 イノシシのいる場所にはシカもいることは珍しくありません。シカ対策も兼ねるとなるとフェンス高さは2m前後となり、線量の多い亀甲金網では重量・コストが嵩みます。そして、イノシシの攻撃は、数10pの高さまでに限られることを考えれば、丈夫に頑丈な亀甲フェンスを使用するのはもったいない、ともいえます。
 そこで、シカ防除を兼ねる場合には、左写真のようにいいとここ取りで、亀甲フェンス+マルチフェンスの2段バリが最高のコストパフォーマンスを発揮します。

 杭や金網を留める金具等は、施工性、コスト等に合わせて様々なバリエーションが考えられます。受益者施工の場合には、パスチャーポスト+フィールポストまたはパスチャーポスト+L時鋼のセパレートタイプの杭が施工が楽でお薦めです。網の固定は強度的には結束線が一番であり、コストも安いのでお薦めですが、見栄えはしません。見栄えが気になる場合は、ワイヤー留め金具、HD金具、バブトロックなどを使用してください。

          
 バブトロック、ワイヤー留め金具






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